冬のヤドリギウォッチング

#10

冬のヤドリギウォッチング

2015.01.27

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冬の森を散歩していると、木の葉をすっかり落とした大木の枝に、こんもりとした巣のようなものをたくさん見つけることができます。

てっきり、鳥の巣だと思っていました。でも、これ、ヤドリギというれっきとした植物なのですね。漢字にすると宿り木。文字通り、さまざまな種類の木に寄生し、光合成や栄養を宿主である木に頼るちゃっかり者です。繁殖が激しいと宿主を枯らしてしまうこともあるようですが、ほとんどの場合はその成長をとどめる程度だとか。

そんな性質から疫病神のようにいわれてきましたが、実のところは野鳥に子育ての場を提供したり、その葉を小動物の餌として分け与えたり、あるいは受粉や果実の拡散を助けたりと、自然界ではいろいろと役に立っているようです。

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20150127-28a9ed6f00b465bdfdf258d009bd12c8c169cde9.jpgさて、このヤドリギ、北欧神話では幸福や安全をもたらす聖なる木として伝えられています。ヤドリギが神さまに対して「地面にふれない限り、誰も傷つけない」と約束したことから、ヤドリギを吊るしてその下を通るとき、人々はしあわせを祈ったそうです。そこから転じて、ヤドリギの下で出会った男女はキスをしてもいいという風習が生まれ、恋人たちのおまじないになったのだとか。そんな逸話を聞くと、なにげなく見ていたヤドリギがロマンチックな仕掛けに思えるから不思議です。冬はとかく室内に閉じこもりがちですが、思い切って外へ出かけるのも楽しいもの。自然界がもたらす美しい贈り物が待っています。

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