#40
素材を楽しむキッチン
2015.05.12
Share
質感の良さや環境へのやさしさから、自然素材を大切にする北欧。
その中で自然木は家具や収納キャビネット、内装建材に使われることが多くあります。
なかでも針葉樹のパイン材やメイプル材はインテリア性も高く
北欧カントリー風キッチン扉の主流になっています。
ヒノキや杉と同等の柔らかさで、月日がたつと白っぽい黄色からつやのあるアメ色に変化していく様は
使いこむほど味わい深い質感と洗練された重厚感がかもしだされます。
木目や不規則な節、木の香りから五感で自然を感じることができ
キッチンに立つたびにその表情の変化を楽しむことができます。
無垢の「木」は生き物なので、湿度や気温、季節によって伸縮や反りが生じる場合もありますが
集成材のパイン材やメイプル材はあまりその心配がありません。
Open Kitchen
by NancyHugoCKD.com
お手入れは簡単で楽なことにこしたことはありませんが
ひと手間かけて磨いていくと質感やつややかさが正直に表われてきます。
良いものを永く大事に使っていく文化が根付いている北欧の文化では、そのひと手間を惜しみません。
自然を愛する心と空間を美しく整える美意識の融合が、温かみのあるキッチン空間をつくりだします。
Author | この記事を書いた人
- あべ美子
- お悩み解決!ココロもスッキリ!快適なキッチンから始まる楽しい暮らし、家族の笑顔を応援します」をコンセプト に始業。ララプラスキッチン代表。 キッチンスペシャリスト。リビングスタイリスト1級。 社) 日本ライフスタイル協会リビングスタイリスト講師。 (社) 日本デザイン学会 鈴木 昇氏に師事。 「Happyキッチン講座」「リビングスタイリスト講座」「キッチンお悩み相談室」セミナーを随時開催。オントナweb コラム /ママ住ま専門家コラム掲載中。brog 「キッチンアドバイザーのミセスのミカタ」 http://blog.goo.ne.jp/himawari3725