#16
キッチン空間にみる「飾育」
2015.02.23
Share
◎ 室内環境の追求
日照時間が短く冬が長い北欧では、室内でいかに明るく豊かな気持ちで暮らすか、そして限られた自然と共存した生活の知恵と工夫が、心地よい空間をつくる上でのベースとなっています。
◎ キッチン空間のつくりかた
たとえば、キッチン空間のつくりかたのひとつとして、トマトや人参、きゅうり等のカラフルな野菜のピクルスをおしゃれな口金の大きめのビンに入れて、キッチンカウンターに置きます。
それだけで、壁や床、キッチン扉の色であるベースカラーに対して、アクセントカラーとして効果的な演出を果たします。食材のもつ自然な色とビンの大きさや形状さえも、そのありのままの姿でキッチンの一部になります。
◎ 「飾育」〜ショクイク という考え
空間演出のために無理に装飾せず、きばらなくても当たり前の日常生活そのままが、自分にとって 過ごしやすい空間であること、明るく健康的に過ごせることが、空間における「飾育」の考え方です。
自然を活かしたなにげない空間のつくり方に、それを感じるとともに、北欧インテリアとしてのキッチンをみることができます。
Author | この記事を書いた人
- あべ美子
- 「お悩み解決!ココロもスッキリ!快適なキッチンから始まる楽しい暮らし、家族の笑顔を応援します」をコンセプトに始業。ララプラスキッチン代表。 キッチンスペシャリスト。リビングスタイリスト1級。 社) 日本ライフスタイル協会リビングスタイリスト講師。 (社)日本デザイン学会 鈴木 昇氏に師事。 「Happyキッチン講座」「リビングスタイリスト講座」「キッチンお悩み相談室」セミナーを随時開催。オントナwebコラム /ママ住ま専門家コラム掲載中。brog 「キッチンアドバイザーのミセスのミカタ」http://blog.goo.ne.jp/himawari3725